「育児本って本当に必要?仕事が忙しくて読む時間もないし、どれを選べばいいの?」そんな忙しい会社員ママの声にお応えします。今回は費用対効果を重視した育児本選びのチェックリストと、子育てと仕事の両立術を一挙にご紹介します。
忙しい会社員が陥りがちな育児本選びの3つの失敗パターン
❌ 失敗パターン1:有名だからと高額な育児本を大量購入
さまざまな教育論を知っておけば、子どもへの対応の引き出しがぐんと広がります。しかし、忙しい会社員の場合、読みきれずに書棚の肥やしになってしまうケースが多いのが現実です。
❌ 失敗パターン2:年齢に合わない本を選んでしまう
対象年齢も新生児・赤ちゃん向けから3歳児・小学生向けなどさまざまあり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。特に第一子の場合、成長段階を見誤って無駄な出費をしてしまうことがあります。
❌ 失敗パターン3:理想論ばかりで実践できない本を選ぶ
完璧な子育てを求める本よりも、完璧を求めずに、自分が無理のない範囲でがんばれるように、機嫌良く保てるバランスを見つけられる人も、両立上手といえるでしょう。
【チェックリスト】忙しい会社員のための育児本選び5つのポイント
✅ ポイント1:1冊で広範囲をカバーしているか
忙しい会社員にとって読む時間は貴重です。中身が全てカラーで写真もたくさん使ってあり、とても見やすかったです。月齢・年齢別にその時の子供はどんな状態かや、悩みなどが書いてあり参考になりました。そのほかにもいろんな病や離乳食のことまで書いてあり、この本1冊で0〜3歳くらいまでのことはなんでもわかるような本でした。このような包括的な本を1冊持っておくと効率的です。
✅ ポイント2:スキマ時間で読めるか
小さな文庫本で、短時間でするする読めます。とても読みやすいです。年齢別に記載されていて、今の息子の年齢に合わせたページを育児の合間に読むことができます。通勤時間や昼休みに読めるサイズ・内容かをチェックしましょう。
✅ ポイント3:具体的なアクション方法が書かれているか
てぃ先生が実際に保育の現場で試して効果のあった伝え方や、保護者が絶賛し斬新なテクニックが書かれており、お支度・お片づけ・お食事など状況別の解説など内容満載のバイブル本です。理論だけでなく実践的な内容を重視しましょう。
✅ ポイント4:費用対効果が高いか
書籍代は月3000円以内に抑えるのがおすすめ。1冊1500円程度で、長期間活用できる本を選びましょう。
✅ ポイント5:働くママの体験談が含まれているか
ズボラでいい、たまには子育てや母親業を放棄しちゃおう、とか、明日できることは今日やらない、ママ友付き合いもやりたくないことはやらなくていい、て言われて、あぁズボラな今の私でもいいんだ、と思えた。同じ境遇のママの体験談があると心の支えになります。
【年齢別】忙しい会社員におすすめの育児本27選
0歳~1歳(新生児期):基礎知識重視の3冊
1. 「はじめてママ&パパの育児」(主婦の友社)
– 価格:約1,400円
– 特徴:写真豊富で見やすい、基本的なケア方法を網羅
2. 「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」
– 価格:約1,300円
– 特徴:イラスト豊富で読みやすい、実践的なテクニック満載
3. 「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
– 価格:約1,400円
– 特徴:寝かしつけの具体的な方法、夜泣き対策
1歳~3歳(幼児期前期):しつけと発達の9冊
4. 「1歳〜3歳 かんしゃくを起こす子どもにどう対処するか」
– 価格:約1,500円
– 特徴:イヤイヤ期の具体的対処法、感情のコントロール方法
5. 「男の子の育て方」「女の子の育て方」シリーズ
– 価格:各約1,200円
– 特徴:性別に特化した育児のコツ、年齢別アドバイス
6. 「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」
– 価格:約1,400円
– 特徴:声かけの具体例、NGワード集
3歳~6歳(幼児期後期):教育と社会性の8冊
7. 「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした」
– 価格:約1,600円
– 特徴:海外教育法の実践的活用方法
8. 「習い事選びの教科書」
– 価格:約1,500円
– 特徴:費用対効果の高い習い事選び、体験談豊富
小学生:学習サポートの7冊
9. 「小学生の学力は『教科書』中心学習法で伸びる」
– 価格:約1,400円
– 特徴:家庭学習の効率的な進め方、中学受験準備
忙しい会社員のための子育て両立術チェックリスト
🔲 時間管理術:5つの基本ルール
ルール1:優先順位を明確にする
優先順位と時間配分を決めるのが上手な人ほど、仕事と家庭の両立をさせやすいもの。目の前の仕事や家事をやみくもにこなそうとするのではなく、まずは1日のスケジュールをもとに優先順位を明確にしましょう。
ルール2:「引き算の子育て」を実践
仕事と子育ての両立は「あれもこれも」という足し算の思考になりやすいけれど、むしろ「何をカットできるか」という引き算がポイントになりそうですね。
ルール3:完璧主義をやめる
保護者のかた自身が楽しく過ごせれば、家庭の雰囲気も楽しいものになり、お子さまにもパートナーにもきっとよい影響があるはず。
ルール4:支援サービスを積極活用
保育園や学童保育を積極的に活用しましょう。保育園、学園保育ともに預け場所によってさまざまなサービスを行っています。
ルール5:定期的なリフレッシュ時間を確保
子育てと仕事の合間に、ひとりの時間を作ることで疲れが取れやすくなります。家事、育児、仕事を両立していると自分の時間がなくなり、心に余裕が生まれません。
🔲 家事効率化:3つの時短テクニック
テクニック1:ネットサービスの活用
ネットスーパーや食材配達サービスを利用すると買い物にかける移動時間を省けるので、育児により多くのリソースをかけられます。
テクニック2:作り置き・冷凍保存の活用
休日に野菜をカットし冷凍しておくだけでも、包丁を使わず調理できるため、仕事などで忙しい平日に役立ちます。
テクニック3:家族での役割分担
お手伝いができる年齢の子供がいる場合には、家族でお風呂掃除や洗濯、食器洗いなどを当番制にするだけでも、お母さんの負担を大きく減らすことができます。
🔲 職場環境の活用:4つのポイント
ポイント1:時短勤務制度の活用
時短勤務は事業主に義務付けられた制度で、1日6時間以上の勤務で、3歳未満の子どもがいる人なら雇用形態に関係なく利用できます。
ポイント2:柔軟な働き方の選択
働く場所や時間に縛られず柔軟な働き方が実現しやすいため、子育てしながら働きやすい仕事といえます。
ポイント3:子育て理解のある職場選び
子育てしやすい職場には、ワーママが集まっていますから、周囲の理解を得やすいというメリットもあります。
ポイント4:パートナーとの連携強化
意見がまとまっていなくても、もっと気軽に話してみてもよいと思います。そのときは、「解決策はいらない、とりあえず今の気持ちを共有したい」と伝えるのがおすすめです。
今すぐできる!月3000円で始める効率的育児本活用法
ステップ1:現在の子どもの発達段階を確認(所要時間:5分)
まずは子どもの現在の月齢・年齢に応じた発達段階をチェック。1つ上の年齢の情報も把握しておくと先回りして準備できます。
ステップ2:1冊の総合本+1冊の専門本を購入(予算:3000円)
基礎知識をカバーする総合本1冊(1500円程度)と、現在の悩みに特化した専門本1冊(1500円程度)の組み合わせが最も費用対効果が高いです。
ステップ3:通勤時間の有効活用(毎日15分)
電車通勤なら往復30分、車通勤なら音声読書アプリを活用。スキマ時間の積み重ねが大きな知識になります。
ステップ4:実践ノートの作成(週末10分)
読んだ内容から実践したいポイントを3つに絞り、スマホのメモ機能に記録。翌週に1つずつ試してみましょう。
まとめ:忙しい会社員だからこそ効率的な育児本選びを
忙しい会社員ママにとって、育児本は「読むもの」ではなく「活用するもの」です。以下のポイントを押さえて、効率的な子育てと仕事の両立を目指しましょう:
・月3000円の予算内で厳選:総合本1冊+専門本1冊の組み合わせ
・スキマ時間の活用:通勤時間15分を育児知識の吸収に
・実践重視の選択:理論より具体的なアクション方法が書かれた本を選ぶ
・完璧主義の卒業:「引き算の子育て」でゆとりある両立を
・支援サービスの積極活用:一人で抱え込まず周囲のサポートを活用
子育ても仕事も完璧にこなそうとせず、自分らしいバランスを見つけることが長続きの秘訣です。今日からできることから始めて、ゆとりある子育てライフを実現しましょう。

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